ゼーフェルト

インスブルグ駅からドイツ方向ガルミッシュ・バルテンキルヒェンＧａｒｍｉｓｃｈ・Partenkirchenに行く列車に乗ります。
インスブルグ駅を出た列車は、インタールＩｎｎｔａｌを西に10ｋ位行った所で、高度を上げながら北側の谷に入って行きます。谷に入ってから5ｋｍ位でゼーフェルトに着きます。
ゼーフェルトはインスブルグから近く（ICで３０分位）、高級スキリゾート地として有名です。

有名な展望台は、ゼーフェルダー・ヨッホＳｅｅｆｅｌｄｅｒ　Ｊｏｃｈ（2060）展望台とヘルメレコプフＨａｒｍｅｌｅｋｏｐｆ（2050ｍ）展望台です。ゼーフェルトに来た観光客は、殆どどちらかの展望台に登りパノラマを楽しみます。

今回のトレッキングは、ヘルメレコプフＨａｒｍｅｌｅｋｏｐｆ（2050ｍ）からネルトゥリンガーヒュッテＮｏｒｄｌｉｎｇｅｒ　Ｈｕｔｔｅ（2239ｍ）を経由しライターシュピッツェＲｅｉｔｈｅｒｓｐｉｔｚｅ（2374ｍ）の山頂に立ち、ゼーフェルダーシュピッツェＳｅｅｆｅｌｄｅｒＳｐｉｔｚｅ（2221ｍ）の山頂を通ってゼーフェルダー・ヨッホＳｅｅｆｅｌｄｅｒ　Ｊｏｃｈ（2060）展望台からゼーフェルトの町に帰るコースです。
このコースは、途中、岩山を登ったり、急斜面のカールのトラバス等有り、足元を固めて行く必要が有ります。
コースは、展望台までケーブルカーとゴンドラリフトで登ります。ケーブルカーの終点駅ロスヒュッテＲｏｓｓｈｕｔｔｅ（1751ｍ）より、ゴンドラリフトで右尾根に有るヘルメレコプフＨａｒｍｅｌｅｋｏｐｆ（2050ｍ）に向かいます。ヘルメレコプフＨａｒｍｅｌｅｋｏｐｆ（2050ｍ）展望台の眺望を楽しんだらライターシュピッツェＲｅｉｔｈｅｒｓｐｉｔｚｅ（2374ｍ）の山頂を右側から巻きながら登ってゆくとネルトゥリンガーヒュッテＮｏｒｄｌｉｎｇｅｒ　Ｈｕｔｔｅ（2239ｍ）に到着です。
ヒュッテでコーヒ等を見ながら眺望を楽しみながら一服します。
ここから少し気を引き締めて登りましょう。急角度の岩場となっており、時々鎖場の箇所も有ります。
但しこの岩場の登りは距離的には短く、ライターシュピッツェＲｅｉｔｈｅｒｓｐｉｔｚｅ（2374ｍ）の山頂に到着します。山頂からの景色は、息を呑む程素晴らしい眺めです。
北側ドイツ国境には、ドイツとオーストリアを分けるヴェッターシュタインＷｅｔｔｅｒｓｔｅｉｎｗａｎｄが屏風のようにそそり立って見えます。
ゼーフェルトの町越しには、独立峰ホエー・ムンデＨｏｈｅＭｕｎｄｅ（2662ｍ）が存在感を見せます。
また、南のほうに目をやると、イン川を隔てて遠くにシュトゥーバイタールの山々が見えます。眼前には南から西へカルヴェンデルＫａｒｗｅｎｄｅｌの岩稜が圧倒的な迫力で迫って見えます。
ライターシュピッツェ山頂で昼食をとり、ゼーフェルダーシュピッツェＳｅｅｆｅｌｄｅｒＳｐｉｔｚｅ（2221ｍ）向け出発です。
ゼーフェルダーシュピッツェの下りは結構急な下りです。
途中鞍部があり、そこから二又にルートが分かれます。右に進路をとると岩稜と砂の混じった急斜面をトラバースし、ゼーフェルダーシュピッツェＳｅｅｆｅｌｄｅｒＳｐｉｔｚｅ（2221ｍ）に行きます。左に進路をとると、もと来たヘルメレコプフＨａｒｍｅｌｅｋｏｐｆ（2050ｍ）です。
右のルートをとり、カール状になっている山の斜面を通り抜けます。道幅は細く、砂利状のルートを歩いてゆきます。カールは深く、気を許すことが出来ません。
ゼーフェルダーシュピッツェＳｅｅｆｅｌｄｅｒＳｐｉｔｚｅ（2221ｍ）に着くと後は気軽なハイキングです。

トレッキングを終えての感想・・・コース全体に、ちょっぴりアルペン的な雰囲気のある大変面白いトレッキング・コースです。

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