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コルティナ・ダンペッツオ(Cortina Dampezzo)の北東に、独特な縦尾根を持つクリスタッロ(Cristaallo)(3221m)の山塊が有ります。クリスタッロは、ドロミテの中でも、人気の高い山です。
秋の夕暮には、山が真っ赤に染まり素晴らしい景色となります。

今回のトレッキングは、コルティナ・ダンペッツオの北西に広がる前衛の山ポマガニヨン山嶺POMAGAGNON(2450m)のCREPE DE ZUMELESの崖を通り抜けクリスタッロ(Cristaallo)(3221m)のゴンドラリフト駅迄歩き、ゴンドラで頂上まで往復し、別のリフトで麓へ降りるコースです。

コルティナ・ダンペッツオを徒歩で出発。
北側へ歩いて行くと、市街のはずれにリフト(Rif Guargne)乗り場があります。あたりは、気持ちの良い草原となっています。
リフトに乗ります。リフトは、草原をゆっくりと歩く様に東方向に進んでゆきます。のどかな光景です。
2本目のリフトは、ウイークデイの為運休中。しかたなく歩いて登る事にしました。
山道(登山ルートNO204)は車が通れる幅です。リフトの軌道に沿って歩いて行きます。

このルートでは、一組のトレッカーを見かけただけで、静かな山旅です。
途中、農耕トラックターが大きな音を立てながら通り過ぎてゆきました。
森林の中で、リフトの軌道を離れ、北北東に進路をとります。目指すは屏風のように立ちはだかる、CREPE DE ZUMELESの崖です。


トレールは、ここち良い森の中に続いています。あたりに高山植物が多数咲いています。時折鳥の声が聞こえますが、森の中は静かです。
しばらく歩くと、急に視界が開け、
屏風の様に見えるCREPE DE ZUMELESの崖が、眼の前に迫ってきました。

ここから、山越えの急登が始まります。振り返ると
コルティナ・ダンペッツオの街越しにトファーナTofana(3244m) ファローリアFaloria (2331m)の大パノラマが広がっています。ずいぶん高いところまで登って来たものです。

ジクザグの急登を休み休み登って行きます。サラットした空気なのですが、徐々に汗ばんで来ます。
急な登りは1時間位でおしまいです。鞍部に到着です。
遠くから見た時、屏風な様な崖越えには、相当なアルバイトを覚悟していたのですが、登山道が良く整備されている為、思ったより気持ち良く登る事が出来ました。

鞍部でしばらく休憩です。眼の前には、
クリスタッロCristaallo(3221m)の山塊が荒々しい岩肌をむき出しています。

登山ルートNO205を通って平坦な森林の中を歩きます。森林浴にはピッタリの静かな小道を暫く歩いて行くと、広々とした草付地に出ます。 クリスタッロ(Cristaallo)(3221m)行きのゴンドラリフト駅、ソン・フォルカ小屋Rifugio.Son.Forcia(2218m)が真正面に見えます。

この草原地帯には、麓より直接別のロープウエイで来る事が可能です。その為、歩くことなく麓からクリスタッロの頂上へ登る事が出来ます。

クリスタッロは、大きな山塊です。その中で際立った三つの鋭い峰が、眼をひきます。
向かって左から
CIMA DE MESO(3154m)  最高峰クリスタッロCRISTALLO(3221m)  PIZ POPENA(3152m)
、 3000m級の峰が聳えています。

ソン・フォルカ小屋からリフトでクリスタッロのゴンドラリフト小屋Rifugio G.Lorenzi(2932m)を目指します。リフト駅の標高差は 700m 位です。この標高差を乗り換えなしで1本で登ります。

一列に並んだゴンドラが、谷沿いに沿って登って行く様子が分かります。
ゴンドラは円筒形の2人乗りで、やっと2人が入れる程度です。もちろん立ったままで登ります。
谷筋にある狭い空間と強い風の為この様な造りになったのでしょう。
風が吹くと、左右上下に揺れます。強風の時は、途中で止まり、風が鎮まるのを待ちます。今回も、何回か空中で止まりながら登って行きました。

ゴンドラが登るにつれ、すぐ傍を巨大な岩が通り過ぎてゆきます。振り返ると、出発駅はマメ粒の様に小さくなって行きます。
標高差を実感します。

山頂駅へ到着です。ゴンドラの下は、ザレた斜面です。70歳位の登山者がケーブルを使わず下から登ってきました。思わず周辺から拍手が湧き上がりました。

山頂駅は、山の肩に造られています。
ここから山頂へ向け、「ヴィア・フェツラータ」と呼ばれる鉄のロープや梯子を使いながら崖を登る、難易度の高いコースが有ります。
この「ヴィア・フェツラータ」に挑戦している人達がいます。
 
駅傍の階段を登って裏側に回ると絶壁です、足元がすくみます。山塊の北方向(ミズリー湖方面)が見えます。

下りのゴンドラで下山です。足元方向に目をやると、長いケーブルにゴンドラが繋がれ、はるか下の駅まで続いています。

更に麓に降りるケーブルに乗換、下山です
麓の駅は、
リオ・ゲレ RIst Rio Gere(1680m)と言います。
Rio Gereは、トレチーメに行く時も通った場所です。
麓の駅の到着は16時過ぎでした。

バスの回数が少なく、コルティナ・ダンペッツオ行きの次のバスは17時45分 1時間半程待つことになりました。待ち時間が長いため、コルティナ・ダンペッツオの街まで歩く事にしました。
駅までのルートはNO205 204を使用します。
このルートは、車道と平行しているにも関わらず、静かで穏やかな下り坂でした。ルートは森の中に造られており、結構楽しみながら降りて行く事が出来ました。
コルティナ・ダンペッツオ迄の所要時間は1時間10分でした。

このコースの前半は、森林浴有り、急登の尾根越え有りと変化に富んだ楽しいトレッキングとなりました。
後半の、ゴンドラリフトによる、標高3000mへの空中散歩は、荒ら荒しい山塊を肌で感じ、ドロミテの真髄を満喫したトレッキングとなりました。
 
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コルティナ・ダンペッツオを徒歩で出発。北側へ歩いて行くと、市街のはずれにリフト(Rif Guargne)があります。


あたりは、気持ちの良い草原となっています。


農耕トラックターが通り過ぎてゆきました。


ルートは、気持ちの良い森の中に続いています、あたりには高山植物が多数咲いています。
   
しばらく歩くと急に視界が開け、屏風の様に見えるCREPE DE ZUMELESの崖がすぐ眼の前に迫ってきます。


この壁を乗り越えます。


山越えの急登が始まります


ジクザグの急登を休み休み登って行きます。急な登りは1時間位で、鞍部に到着です。
遠くから見る屏風な様な崖越えは、登山道が良く整備されている為、思ったより簡単に登る事が出来ました。


後ろを振り返るとコルティナ・ダンペッツオの街越しにトファーナTofana(3244m) ファローリアFaloria (2331m)がパノラマのように広がって見えます。

コルティナ・ダンペッツオ
出発地付近


鞍部でしばらく休憩です。眼の前には、クリスタッロCristaallo(3221m)の山塊が荒々しい岩肌をむき出しています。


登山ルートNO205を通って平坦な森林の中を歩きます。非常に静かな魅力的なルートです。


トファーナTofana(3244m)が見えます。


しばらく歩くと広々とした草付地に出ます。ここは、麓のロープウエイから直接登れる為、観光客が沢山上がってきます。


ソン・フォルカ小屋Rifugio.Son.Forcia(2218m)から、リフトで クリスタッロのリフト小屋Rifugio G.Lorenzi(2932m)を目指します。


リフト駅の標高差は 710m位 です。この標高差を乗り換えなしで1本で登ります。谷沿いに一直線にゴンドラが登って行く様子が分かります。ゴンドラは円筒形の2人乗りでやっと2人が入れる程度です。


ゴンドラが登るにつれ、すぐ傍を巨大な岩が通り過ぎて行きます。


山頂駅へ到着です。ゴンドラの下は、ザレた急斜面です。


駅傍の階段を登って裏側に回ると絶壁です、足元がすくみます。山塊の北方向(ミズリー湖方面)が見えます。

  
「ヴィア・フェツラータ」の入り口


山頂駅は、山の肩に造られています。


山頂駅から発車駅を見下ろした景色です。


ここから山頂へ向け、「ヴィア・フェツラータ」と呼ばれる鉄のロープや梯子を使いながら岩肌を進む、難易度の高いコースに挑戦している人がいます。 


CREPE DE ZUMELESの崖から見たトファーナTofana(3244m)の眺望


屏風の様に見えたCREPE DE ZUMELESの崖越えです。


クリスタッロのリフト発車駅から終着駅を望む。リフト駅の標高差は 714m です。


ゴンドラは円筒形の2人乗りでやっと2人が入れる程度です。


ゴンドラの通る両壁はこの様な岩が続いています。
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