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チェルヴィニア CERVINIA (プラトー・ローザ)
チェルヴィニア CERVINIA
ハイキングコース
 プラトー・ローザ(Plateau Rosa)

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スイスで有名な山マッターホルンは、イタリア側では、モンテ・チェルヴィーノと呼ばれています。 マッターホルンと言えば三角帽子をかぶった端正な巨人の山を想像しますが、イタリア側から見るモンテ・チェルヴィーノは、マッターホルンとは似ても似つかぬ巨大な山塊の山です。見る角度が違うとこんなにも変わって見えるとは驚きです。

モンテ・チェルヴィーノは、イタリアの北部にある山岳地域のトゥールナンシュの谷にあります。谷に入ると高度は徐々に上がり、両脇の山肌が道路に迫ってきます。狭まい道路は何回も右に左にカーブし、高度は旧角度に上がって行きます。
狭かった谷はチェルヴィニアの集落で大きく開け、巨大な山塊が突然眼前に飛び込んできます。真正面にモンテ・チェルヴィーノが見えます。長い険しい稜線が左の方向に延びています。

チェルヴィニアの集落には山小屋風のホテル、民宿等かなり多くありますがスイス側のツエルマット等比較すると静かな小さな集落です。
夏スキーのメッカとして有名ですが、一般観光客はツエルマット程多くないようです。
モンテ・チェルヴィーノの絶好の展望台は2つ有ります。
一つは夏スキー場ともなっているプラトー・ローザ。ここはモンテ・チェルヴィーノとその周辺の山々を見る絶好のパノラマ展望台です。
もう一方は、マッターホルン山頂の南東のフルッケン稜にある展望台です。
ここからは目の前にモンテ・チェルヴィーノを見ることが出来ます。

フルッケン稜は、ウインパー等がマッターホルンの頂上目指し何度も試み失敗した稜線です。この稜線は一見他の稜線に比較し登りやすい様ですが、実際は、岩筋が逆層で頂上近くで多くのクライマーが立ち往生し、断念したルートです。
私達は、プラント行きのロープウェイで展望台へ行きました。
ウイークデイだった為か、大きなロープウェイの車両の乗客は私達2人のみでした。

プラトー・ローゼ展望台に立つとモンテ・チェルヴィーノが大きく迫り、一面の雪原が広がっていました。雪原のむこうには、遠くにヴァイス・ホルン、ツエルマットの町、が見られ、ゴルナーグラート、ミシャベル山群等のパノラマが展開していました。
雪原の延長線、直ぐ右手側にクライネ・マッターホルンがあります。

到着時には、モンテ・チェルヴィーノの頂上あたりの雲がとれませんでした。せっかくモンテ・チェルヴィーノを見るため1日がかりで来たのですから、雲が切れるまでしばらく待つ事にしました。2時間位待つ事、天気は良くなり、モンテ・チェルヴィーノの全容を見る事が出来、感激しました

 
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5km強の間近に迫るモンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)
スイス側から見るマッターホルンとは、全く違った山容に見えます。スイス側からは、端正な山もイタリア側からは、どっしりとした荒々しいスフィンクスの様な山容です。




チェルヴィニア付近の集落
アオスタから幹線道路を東にしばらく行くとシャティヨンChatillonで北方向に分かれる道が有ります。 この道を谷沿いに自動車で登って行くとチェルヴィニア(フランス語ではブルイユBreuil)に突き当たります。 この道は、谷を上ってゆくにつれ、急勾配の鋭角なヘアピンカーブの連続です。



チェルヴィニアのホテル

チェルヴィニアの村落に入ると、今までの狭い谷が嘘のように視界が急に開け、大きな明るい土地が展開しています。







 モンテ・チェルヴィーノ。

広場には大きな駐車場があり、あちこちにホテル、ペンションが有ります。モンテ・チェルヴィーノの展望台として、又夏スキーのメッカとして有名です。



チェルヴィニアに続く西稜(右側稜線上にチェルヴィニアが有る)




駐車場近くよりゴンドラリフトにて中継駅のプラン・メゾンPlan Maison 2548mを目指す。



プラン・メゾンPlan Maison 2548m
プラン・メゾンは、モンテ・チェルヴィーノを眺めるには丁度良い場所です。ゴンドラリフトの駅周辺は開放感のある地形となっており、のんびりと、昼食をしているハイカーが見られました。



プラン・メゾンPlan Maison 2548mにてモンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)をバックに記念撮影。







モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)
モンテ・チェルヴィーノの右側が切れ落ちているのが判ります。
これを見ると、まさしくスイス側から見るマッターホルンと同一の山である事が納得できます。



チェルヴィニアの広い広場







マッターホルンの南西稜が良く見えます。この稜線をリオン(Leone)稜と呼びます。 マッターホルンの登頂を目指しウインパー達がこの稜線を突破しようと幾度となく挑戦しては、行く手を阻まれた 稜線です。
コル・デュ・リオンが見えます。(マッターホルンの左側の稜線を下りて行くと大きなこぶに突き当たります。ここがコル・デュ・リオン) コル・デュ・リオン(Leone)は、ウインパーが一回目のマッターホルンへの挑戦で第一テントを張った処です。コル・デュ・リオンからリオン氷河が流れ落ちています。



モンテ・チェルヴィーノを見る展望台は2箇所有ります。モンテ・チェルヴィーノを一番近くで見るにはフルッケン(Furggen)展望台(3491m)です。 モンテ・チェルヴィーノ頂上との距離は約3kmです。もう一つの展望台は  プラトー・ローザ(Plateau Rosa)展望台(3451m)です。
今回はフルッケン(Furggen)展望台に雲がかかっていたため、プラトー・ローザ(Plateau Rosa)展望台へ行きました。





モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)



モンテ・チェルヴィーノのリオン(Leone)稜の左方向延長線上の稜線







スイスの名峰チナールロートホルン(Zinalrothorn 4,221m)(左)、バイスホルン(weisshorn 4,505m)(右)が見えます。



左の山がオーバー・カーベルホルン(Ober Gabelhorn 4,063m)、真中の山がチナールロートホルン(Zinalrothorn 4,221m)、右の山がバイスホルン(weisshorn 4,505m)です。 スイス名山の揃い組みです。



ロープウエイから見た眼下の眺望。
青白い水をたたえた湖





モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)の稜線の山々を背負ってチェルヴィニアの村が見えます。
又、正面にゴンドラリフトの駅(プラン・メゾンPlan Maison 2548m)も見えます。


スイスのツエルマットの谷が見えます。
正面雪原の向こうに見える建物は、スイスのツエルマットよりクライン・マッターホルン展望台への最後のロープウェイ乗り場駅です。


プラトー・ローザ展望台 Plateau Rosa
正面右の山の頂上にゴンドラリフトの駅が見えます。ここはスイスのツエルマットよりロープウェイを乗り継いで来られるクライン・マッターホルンです。
ブライトホルンへ登る基地となっています。
クライン・マッターホルンからスキーヤーが時々ここまで滑って降りて来るそうです。



  3400mの高度にあるスキー場
プラトー・ローザ(Plateau Rosa)はスイス領にあるスキー場です。

夏でもスキーを楽しむ人達が、集まってくるそうです。
雪上車、雪を整地する車等が配置されていました。
間違って氷河の割れ目付近に入り込まないよう、コースには赤い旗が目印として立ててあります。



テオデュル峠 Theodul pass(3317m)は正面の山と雪原が接している所です。
モンテ・チェルヴィーノ(マッターホルン)の初登頂に成功したウインパー達は、かってこの峠を通ってスイスのツエルマットとイタリアのブルイユBreuil(チェルヴィニア)を行き来しました。
普通は、スイスのツエルマットからイタリアのブルイユBreuil(チェルヴィニア)へ行くには、マルティニ経由のグラン・サン・ベルナール峠を通るか、東のブリーク経由のシンプロン峠を通って数日間かけ、行くしか有りません。
彼らは、雪原と、氷河の道なき道を1日もかけず横断したのです

 横断したと考えられるコース    → 


 3400mの高度にあるスキー場
スイスのゴルナーグラート展望台が見えます。雪原の上、切れ落ちた稜線が右斜め方向に延びて見えますが、そのピーク地点です。
また、同じ稜線上の左側をたどると少しコブになった処があります。ここは逆さマッターホルンが美しいリッフェルゼーの付近です。
遠くにミシャベル山群が見えます。
右よりギザギザの頂きのように見えるRimpfischliorn(4198.9m)、ちょこっとピーク突き出た白銀の山がAllalinhorn(4027m)、 どっしりした山容に見えるAlphubel(4206m)、頂上が雲に覆われていますがTaschhorn(4490m) 、Dom(4545m)です。


天空に突き出したワイス・ホルン





テスタ・グリージヤTesta Grigia(3479m)ゴンドラリフトの終点駅でスイスとの 国境でもありスイス側の税関事務所があるそうです。

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