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マイリンゲンから1日の内にエングステレンアルプEngstlenalp1853mより、ヨッホーパスJochpas2213mを通ってエンゲルベルクへ抜けティトリスTitlis3238mの展望台を見てルツェルン経由でマイリンゲンへ帰って来ることが出来ます。
ベルナーオーバラントから中央スイスのエンゲルベルクへと氷河と高峰を眺めながら、湖と湿原、稜線を通る変化に富んだコースです。

○エングステレンアルプEngstlenalp1853mは、マイリンゲンの駅前より出るポストバスで行きます。本数は余り多くありません。
バスはマイリンゲンの隣町インナートキルヘェンInnertkirchenでグリムゼルパス方向の道と別れ、スーステン峠Sustenpass2244m方向へ右折し、4km位走った所で、山の急斜面に取り付きゲンタールGental谷に入って行きます。


ゲンタールGentalは狭い谷底です。その谷底をバスが走るのですが、バスが走れそうもない狭い山道を、山岳に慣れた運転手さんは平気で運転して行きます。
ここのバスに限らず、山岳を走るスイスのバス運転手のドライブテクニックは大したものです。
長い谷を高度を上げて行くと車道の終点に到着します。そこは山小屋レストランが一軒あるだけの開けたアルプとなっています。エングステレンアルプEngstlenalp1834mです。

バス停からヨッホーパスJochpas2213mを目指して歩いてゆくと直ぐ、エングシュテレン湖Engstlensee1850m
に到着です。
湖の南面には、Wendenstocke3042mを主峰とした山々が屏風のようにそびえています。
暫く湖に沿って上ってゆくとロープウエーがあります。このロープウエーはヨッホーパスJochpas2213mまで続いております。
ハイカーの中にはこの細長い谷を歩いて登る人もいます。
訪れるハイカーも少なく、あたりは静粛です。
ロープウエーが支柱を通過するときの規則正しい音のみが聞こえるだけです。
ヨッホーパスJochpas2213mに近づくにつれ、右前方に白銀のティトリスTitlis3238mの山塊が見えてきます。ヨッホーパスJochpas2213mよりの眺めは最高です。ヨッホーパスJochpas2213mの反対側を下るとトゥリュプゼーTrubseeへ行きます。

○トゥリュプゼーTrubsee
ヨッホーパスJochpas2213mよりロープウエイで下って行くと眼下に湖トゥリュプゼーが見えてきます。
山間に出来た湖です。小さな湖ですが、周囲の山々と良く調和し落ち着いた深山の趣を醸し出しています。
トゥリュプゼTrubseeは平坦な盆地のような地形に有ります。目を瞑ると、静かな別世界にいるような感覚になります。
トゥリュプゼーTrubseeを一周する魅力的なハイキングコースがあります。誰でも歩ける1時間コースです。このコースは「マウンテンフラワーコースMountain Flower Trail」と呼ばれ湖畔の周囲に美しい高山植物が咲き乱れています。

ティトリス展望台

ロープウエー駅からトゥリュプゼーTrubseeを半周するとティトリスTitlis3238mに登るゴンドラリフトがあります。山合いのリゾート地エンゲルベルクからティトリスに行く乗換駅です。
多くの観光客は、
ルツェルンから列車でエンゲルベルク経由にて、ティトリス展望台に行きます。
この中継駅トゥリュプゼーから乗るゴンドラリフトは、世界初の回転式のゴンドラリフトです。
頂上展望台に着くまでゴンドラは回転し続け、周囲のパノラマ風景を堪能させてくれます。

周囲の景色を回転しながら眺めてゆく程に、展望台のあるティトリス3238mに到着です。

ティトリスTitlis3238mの展望台は、巨大な氷河の上に有り、周囲の景色は私達を圧倒します。
直ぐ西側に並んでそびえる大柄のReissend Nollen3003m等、300m級の山々が迫って見えます。
白銀のベルナーオーバラントの連山も手に取るように間じかに見えます。
展望台からティトリスTitlis3238m頂上へ40分くらいで行けます。但し天候の急変はつきものです。登頂には万全の準備が必要です
眺望を堪能したら、下りのゴンドラリフトでトゥリュプゼーTrubseeへ戻ります

○エンゲルベルクEngelberg1050m
更にロープウエーに乗り、下って行きます。ロープウエーの終着はエンゲルベルクです。エンゲルベルクはルツェルンの南方向にある、山合いのリゾート地です、「天使の山」と呼ばれている町です。
12世紀にベネディクト派の修道院がここに建てられた事により、現在のエンゲルベルクの町が出来上がったそうです。
エンゲルベルクは静かな山間の落ち着いた町です。
エンゲルベルクからは電車がルツェルンへ通じており、ルツェルンへは1時間程度です。
距離的には短いのですが、電車は山岳鉄道で、急勾配なループ状になった線路を車輪を軋ませながら降りて行きます。
 
  ※
エンゲルベルク、ティトリスTitlis3238mへは、普通ルツェルンより電車に乗り来るのが一般的です。
  

 
 画像クリック→拡大 
ゲンタールGental谷を登って行くと後方にベルナーオーバラントの山々が見えます。
写真右よりヴェッターホルンWetterhorn3692m)、ミッテルホルンMittrlhorn(3704m)ローゼンホルンRosenhorn(3689m)が見えます。

エングシュテレンアルプEngstlenalp





エングシュテレンアルプEngstlenalpバス停辺り1834m


エングシュテレン湖Engstlenseeに向けハイキングのスタートです。

エングシュテレン湖Engstlensee1850m




エングシュテレン湖Engstlenseeは静かなアルプの中の湖です。
湖の南面には、Wendenstocke3042mを主峰とした山々が屏風のようにそびえています。

エングステレンアルプEngstlenalp1853mが谷沿いに広がっています。

ゲンタールGentalの山々が見えます.


ヨッホーパスへ向かうロープウエイ




イリンゲンのハスリベルグHaslibergの展望台プランプラッテンPlanplatten2250mの山も遠くに見えます。
ヨッホーパスJochpas2213mの反対側





エンゲルベルクの町が眼下に見えます。
ロープウエーにのり、下って行くと、ロープウエーの終点はトゥリュプゼーです。


トゥリュプゼーを一周するコースです。このコースは「マウンテンフラワーコースMountain Flower Trail」と呼ばれ湖畔の周囲に美しい高山植物が咲き乱れています。






トゥリュプゼー


ティトリスに向かう世界初の回転式ゴンドラリフト




ティトリスTitlis3238mの展望台
ティトリスからの眺望

ティトリス
からの眺望


ティトリス
からの眺望

ティトリスからの眺望
ティトリスからの眺望

エンゲルベルク
エンゲルベルク


エンゲルベルクからの帰路ルンゲルLungerun付近(マイリンゲン北方)
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